医療系の資格で独立開業できる事業
医療系の資格を取得していることが前提ですが、独立開業しやすい事業があります。一番ポピュラーなのが接骨院や整骨院で、こちらは柔道整復師の資格と実務経験、一定の研修が必要ではあるものの、開業後は地域密着型として働くことが可能です。
アスリートや高齢者など、特色を持たせた施術もできるようになります。接骨院や整骨院はフランチャイズ開業ができるチェーン店もあるので、ネームバリューを借りて仕事をしたい人にも最適です。
また、助産師資格があれば助産院を開業することも可能で、地域の母子保健事業に貢献できるためやりがいを感じられるでしょう。ただし、医療法といった法律に基づいた開業条件を満たさなければなりません。開業後は、地域や医師と連携しながら業務を行っていきます。
看護師や保健師の資格を持っていると、訪問看護ステーションやデイサービスを開業できます。いずれの場合も、常勤管理者1人を含む最低3人の資格保有者が在籍することが求められます。有資格者一人だけでは開業できない事業なので注意しましょう。
医療系の資格で開業できる事業には限りがあり、開業のために資格を取得するには時間や費用がかかるほか、インターン生として実務経験が求められるケースもあります。開業までの費用や手続きなども多岐にわたるので、資格を取得したうえで開業か就職かを考えることが大切です。そして、前述の通りフランチャイズ経営なら可能な資格も存在するので、経営ノウハウを持たない人も安心と言えます。