医歯薬の「免許」取得について
医歯薬を目指す学生たちは「免許」を取得し、国家資格としての免許をもち医師・歯科医師・になろうとしています。また薬剤師は普通一般の薬剤師にはならず、研究職を選ぶ人もいます。
医師は大学において医学の正規の課程を修了したものに受験資格が与えられます。歯科医師も医師と同じく大学で歯学の正規の課程を修了したものに受験資格が与えられ、試験内容は臨床上必要な歯科医師学や口腔衛生に関して、歯科医師として具有すべき知識や技能とあります。薬剤師の国家試験は大学において薬学の正規の課程を修了し卒業した者に与えられます。そして試験に合学すれば、それぞれの免許を授与されます。
医歯薬の中でも歯科医師になるには、大学の歯学部で6年間学び国家試験に合格し歯科医院で1年以上仕事の経験を積むことが必要です。歯学部の試験は他学部に比べて難しく国家試験の合格率も70%ほどです。免許を取得し歯科医院で治療の経験を積み、資金が貯まれば自分の医院を開業する人もいます。手先の器用さが問われ、患者さんに対しても安心して治療を受けてもらうためのコミュニケーション術も必要となります。
さらに医歯薬の中でも薬剤師になるには、大学の薬学部を卒業し国家試験に合格し免許状を取得すればなれます。では大学はどう選べば薬剤師への早道となるのでしょう。
当然学費が安いのは国立大ですが就職率と国家試験の合格率からすれば、可能性が高いのは私立大です。それには国家試験の合格者が少なければ入学してくる学生が少なくなり、それでは大学は死活問題となるため、国家試験への対策を徹底してやり学生に国家試験に通ってもらうために頑張るのです。
学校の卒業試験も国家試験よりも難しく設定し、国家試験に受からないような学生は卒業させないようにしています。
では国立大ではどうでしょう。国家試験に受かるよりも研究に力を入れることの方が多いようです。卒業後は製薬会社や医薬品の研究にまわったりする学生がほとんどだとか。薬剤師になるより医薬品の研究の方がやりたいという学生には国立大が向いているのかもしれません。
それぞれが将来どういう道に進むかにより、進む大学も違ってくるので進学を選んだ時点で大学の特色等を良く調べて選ぶことが必要です。